今日のリスクはどこから来ているか

公式ポータル稼働、中東海運リスク、関西の電力需給逼迫が主因で、卸電力価格や原油市況の上振れも加わり現在危機度54となっています。

2026-07-23 06:57 JST
2026-07-23のエネルギーリスク見取り図。現在は警戒54、今後7日間は警戒54、構造的な弱さは緊急56。主な要因は公式ポータル稼働、中東海運リスク、電力需給タイト化です。
更新 2026-07-23 06:57 JST 警戒 54

LNG在庫は前年比42%増、関西の当日電力余力低下で警戒を維持

発電用LNG在庫が前年同月を42.6%上回る251万トンに達し、国内の発電余力を支えています。しかし、関西エリアでは本日、電力会社の当日予報で余力低下が見込まれており、この地域的な需給逼迫が現在の危機スコアを押し上げる一因となっています。METIによる中東情勢対応ポータルの稼働や、紅海・ホルムズ海峡周辺で継続する海運警戒もスコアに寄与し、現在危機度は「警戒」の54で推移しています。

今後7日間のリスクは、直接の広域予備率見通しが得られていないため、現在危機度の54を数値上の下限として保持しています。構造的な脆弱性を示すスコアは56と「緊急」域にあり、原油の中東依存度の高さや石油備蓄の水準が背景です。目先のスコアが大きく悪化していない日こそ、国内バッファの薄い部分や、見落とされがちな外的リスクに注意を払っておく必要があります。