構造脆弱性

日次の危機度とは別に、日本が平時から抱えるエネルギー安全保障上の構造的な脆さを評価します。 この指数は月次で更新され、短期的な変動ではなく中長期の脆弱性を示します。

構造脆弱性指数
71
緊急
前月比 同水準表示 足元危機度との差 +21
月次更新 · 2026年5月

2026年5月時点の構造脆弱性は 71 (緊急)。足元の現在危機度 50 を 21 ポイント上回っており、平時でも下振れ耐性が薄い状態です。

注意: この指数は日次危機度(現在 50)とは独立しています。 足元危機度との差 +21 で、短期スコアが落ち着いていても構造面の脆さが先に残ります。

日次危機度との違い

現在危機度
足元の状況。毎日変動。
構造脆弱性
中長期の構造的脆さ。月次更新。

両者は独立しており、混同しないことが重要です。 構造脆弱性が高い状態で外部ショックが起きた場合、 危機度は急速に上昇します。

構成要素

原油中東依存度
原油輸入の 94.4% を中東に依存。
横ばい
88
LNG 調達先集中度 (HHI)
LNG 調達先集中度は HHI 換算で 98.6。
横ばい
91
LPガス輸入依存度
LP ガス需要の 81.3% を輸入で賄い、中東依存は 0.3%。
横ばい
58
発電用天然ガス依存度
発電電力量の 34% を天然ガス火力が占める。
横ばい
64
備蓄対輸入比
石油の在庫・備蓄は概ね 150 日分、総合バッファ指数は 50。
悪化傾向
52
電源構成の柔軟性
ガス火力依存から、電源構成の柔軟性はまだ限定的。
改善傾向
57
都市ガス・家庭燃料の代替性
家庭燃料価格と LP ガス依存度からみると、代替余地は改善途上。
改善傾向
70

構造脆弱性の推移

構造脆弱性について

特に負荷が大きいのは LNG 調達先集中度 (HHI) 91、原油中東依存度 88、都市ガス・家庭燃料の代替性 70 で、LNG 調達先集中度は HHI 換算で 98.6。

前月比較は同水準表示です。電源構成の柔軟性 57と都市ガス・家庭燃料の代替性 70 に負荷緩和の兆しがありますが、公開データだけでは、前月比の変化を断定せず兆しとして扱っています。

履歴では 2025年12月 から 2026年5月 にかけて 68〜71 のレンジで推移しています。