今日のリスクはどこから来ているか
関西エリアの電力需給逼迫と、石油国家備蓄の低さが同時に効いて、現在危機度が再び上昇しました。
関西の当日需給逼迫で現在危機度が再び悪化、週内リスクは緊急を維持
関西エリアで、今日の電力需給が厳しい見通しとなったことをきっかけに、現在危機度は前回から5ポイント上昇し、50の「警戒」域に戻りました。これには、もともと薄かった石油の国家備蓄がなおも解消されていないことも重なり、国内在庫の余裕の乏しさが点数を押し上げています。需給が逼迫しやすい地域と、燃料在庫の薄さという二つの材料が重なり、国内のエネルギーを巡る目先の安心感はやや後退しました。
一方、今後7日間のリスク評価は74の「緊急」を維持し、現在値を大きく上回っています。週内の見通しでは、北海道エリアで7月20日夕方に広域予備率が5.8%まで下がる予想が残っており、全国の供給余力が特に限界的になる時間帯が引き続き意識されます。加えて、中東での船舶航行注意が続く国際的な緊張も、石油の安定調達に影を落としています。今週は、地域ごとの電力見通しの変化と、石油在庫の推移をこまめに確認する局面と言えます。