この日はニュースまとめへの移行前に保存された、旧形式の「今日の読み解き」です。
石油備蓄の乏しさが重しに、北海道で明日の広域予備率3.2%
日本のエネルギー供給を取り巻く構造的な弱さはなお解消されておらず、とりわけ石油備蓄の低水準が懸念材料となっています。国家備蓄は約3,540万キロリットル、民間を含めた合計でも約5,930万キロリットルにとどまり、中東情勢の緊張が続くなかでは十分な余裕とはいえません。IEA加盟国による緊急備蓄放出の動きは出ていますが、国内在庫の直接的な積み増しにはつながっておらず、原油の中東依存度が高いだけに先行きの警戒が続きます。
そうしたなか、明日16日夕方の北海道エリアでは広域予備率が3.2%まで低下する見通しが示されており、エリア単位での供給余力不足が浮き彫りになっています。週内のリスク評価は前日から大きく後退し47の「警戒」水準にとどまっていますが、構造的に高い脆弱性と局地的な需給逼迫の組み合わせを考えれば、楽観はできません。