今日のリスクはどこから来ているか
石油バッファの低下と中東海運リスクの持続、さらに公式ポータルの稼働が重なり、足元の危機度は警戒水準で推移しています。
週明け北海道で再び予備率9.6%、石油在庫の薄さが先行きの重しに
明後日14日夕方にかけて、北海道エリアの広域予備率が9.6%まで低下する見通しが続いています。これを受けて、今後7日間のリスク評価は引き続き「緊急」水準にあり、エリア単位での供給余力の薄さが焦点から外れません。当日の北海道では実際の最低予備率が16.8%と余裕が確認されているだけに、予測上のタイトさと実需給のギャップが今週の読み筋になっています。
現在危機度は前日から1ポイント上がり43となり、石油の国家備蓄が3,542万キロリットルと低水準にとどまることや、ホルムズ海峡周辺でUKMTOやIMOの海運警戒が続いていることが重しです。また、METIの中東情勢対応ポータルが稼働している点も、政策当局の危機意識を映しています。卸電力価格は15円/キロワット時と落ち着いており、直ちに供給が逼迫する状態ではありませんが、燃料面の不安が構造的な弱さを高止まりさせ、先行きの目配りを緩められない状況です。