今日のリスクはどこから来ているか

石油国家備蓄3,542万kLと発電用LNG在庫208万トン(前年比6.7%減)に加え、UKMTO警戒レベル3やMARAD航行注意が続いています。METI中東情勢ポータルも稼働中で、家計の灯油価格は2,722円/18Lと負担が継続しています。

2026-07-11 07:11 JST
2026-07-11のエネルギーリスク見取り図。現在は警戒44、今後7日間は緊急62、構造的な弱さは緊急65。主な要因は石油バッファ低下、中東海運リスク、発電用 LNG バッファ低下です。
更新 2026-07-11 07:11 JST 警戒 44

北海道で予備率9.6%、週内リスクが「緊急」に

今週14日夕方、北海道エリアの広域予備率が9.6%まで下がる見通しが発表され、これを受けて今後7日間のリスク評価が56から62へと引き上げられました。スコアが「緊急」水準に達したことで、エリア単位での余裕の薄さが一段と鮮明になっています。全国的な供給余力はなお残るものの、地域的なタイトさが先行きの焦点です。

こうした見通しの背後には、国内の燃料備蓄が心もとない水準にとどまっている現実があります。国家石油備蓄は3,542万キロリットル、発電用LNG在庫は前年同期比6.7%減の208万トンと、いずれも余裕があるとは言えません。加えてホルムズ海峡ではUKMTOやIMOによる警戒情報が続いており、燃料調達を巡る不透明感が週内のリスクを上乗せしています。