今日のリスクはどこから来ているか
石油備蓄の減少、発電用LNG在庫の前年割れ、ホルムズ海峡の警戒情報が重なり、エネルギー安保への懸念が高まっています。
先行き警戒が一段強まる、東京エリアの週内予備率11.3% ― 石油・LNG在庫の薄さが重しに
明日10日夕方の東京エリアで、電力の余裕度を示す広域予備率が11.3%まで下がる見通しが発表されました。これを受けて週内のリスク評価は3ポイント上がり56の緊急水準に踏み込んでいます。当日の卸電力価格は1キロワット時あたり13円台で落ち着いているものの、燃料供給への不安が上乗せされ、先行きの警戒感が一段と強まっています。
国内の燃料蓄えは6月時点の石油備蓄が3,542万キロリットル、発電用LNG在庫は前年比6.7%減の208万トンにとどまっており、依然として予断を許さない水準です。ホルムズ海峡周辺ではUKMTOやIMOの警戒情報が継続し、IEAも加盟国による協調備蓄放出を公表しています。これから需要が伸びる盛夏を前に、燃料の蓄えと輸送路の両面に細やかな目配りが求められます。