今日のリスクはどこから来ているか
国内の石油国家備蓄3,542万kLとLNG在庫前年比5.4%減が下支えの薄さを招き、中東海運の警戒継続が調達不安定要因となっています。
週明け東京エリアの予備率12.3%、燃料在庫の心細さと海運警戒が重し ― 構造脆弱性65は不変
週明け28日夜、東京エリアの広域予備率が12.3%まで下がる見通しです。これは7日間の見通しの中で最も低く、全国の供給力114GWに対して需要が91GWに達する時間帯にあたります。当日の全国最低予備率は北海道で20.6%と十分な余力を示しており、足元の需給が大きく乱れる兆候はありません。しかし、予備率が2桁前半にまで落ち込む時間帯がある点は、見落とせない変化です。
この背景には、国内の燃料在庫の薄さがあります。石油国家備蓄は3,542万kL、発電用LNG在庫は前年比5.4%減の211万トンと、いずれも前年を下回る水準です。加えて、ホルムズ海峡ではUKMTOの警戒レベルが3、MARADやIMOの航行注意も継続しており、中東からの原油・LNG調達の不確実性は解消していません。METIの中東情勢対応ポータルも稼働が続き、制度面の警戒感がにじみます。こうした中、現在危機度は43、今後7日間リスクは44とともに「警戒」区分を保ち、構造脆弱性は65の「緊急」水準のままです。