今日のリスクはどこから来ているか
石油備蓄とLNG在庫の低下、中東の海運警戒継続が主因で、構造脆弱性71が持続しています。
石油・LNG備蓄の目減り続く、構造脆弱性71 ― 週内は航路情勢に要注視
発電に使う石油やLNGの国内在庫が、いずれも前年を下回る薄さで推移しています。その一方で、中東の主要航路では海運警戒が続いており、燃料調達の不確実性は解消していません。目先の需給には大きな動きが見られず、現在の危機度は46、今後7日間のリスク指標も55と横ばい圏ですが、構造的な脆弱性は71と依然として緊急水準にあります。
石油の国家備蓄は3542万キロリットル、発電用LNGの在庫は204万トンで、いずれも余裕があるとは言えません。今週見通しでは、東京エリアの広域予備率が21日夜に15.4%まで下がる時間帯があります。こうしたなか、資源エネルギー庁の中東情勢対応ポータルは稼働を続けており、国際的な海運警戒も残ることから、週内は在庫の動向と航路情報を注視する必要があります。