今日のリスクはどこから来ているか

石油備蓄の手薄さ、発電用LNG在庫の大幅な前年割れ、中東海運リスクの継続が現在の警戒水準を支えています。

2026-06-13 07:07 JST
2026-06-13のエネルギーリスク見取り図。現在は警戒41、今後7日間は警戒46、構造的な弱さは緊急71。主な要因は石油バッファ低下、中東海運リスク、発電用 LNG バッファ低下です。
更新 2026-06-13 07:07 JST 警戒 41

来週18日の北海道、予備率14.2%に要注視 ― 石油・LNG在庫減も重荷

来週18日夕方の北海道エリアでは、広域予備率が14.2%まで下がる見通しです。現在の電力需給は全体として安定しており、本日中の最低広域予備率は同じ北海道で19.6%と余裕があるものの、7日先の見通しではやや余裕が薄れる時間帯が出てきます。このため、今後7日間のリスク指標は46と、現在の危機度41を上回る警戒水準で推移しています。

こうした先々の引き締まりを警戒する背景には、国内の燃料備蓄の細りが続いていることがあります。石油備蓄は国家備蓄で4,102万kLと手薄な状態が続き、発電用LNG在庫も前年同期を19.3%下回る180万トンにとどまっています。さらに中東海域ではUKMTOが警戒レベル3を維持し、航行注意情報が継続しているため、原油の中東依存度が94%にのぼる日本にとって、供給途絶リスクへの備えが必要な構造的な弱さ(構造脆弱性スコア71)が底流にあります。一方で、国際原油価格(Brent)は1バレル97.5ドルと高止まりしており、国内のガソリン小売価格も1リットル159円と高めに推移していることから、生活に身近なエネルギーコストの重さにも注意が必要です。