今日のリスクはどこから来ているか

北陸エリアの当日需給見込みが厳しく、地域限定の電力供給余力低下が現在危機度を押し上げています。

2026-06-08 07:05 JST
2026-06-08のエネルギーリスク見取り図。現在は警戒50、今後7日間は警戒53、構造的な弱さは緊急71。主な要因は電力会社当日予備率が地域で警戒域、石油バッファ低下、中東海運リスクです。
更新 2026-06-08 07:05 JST 警戒 50

需給逼迫は北陸、焦点は石油・LNG在庫の目減りに

国内のエネルギー在庫面では、石油と発電用LNGの手薄な状態が続いています。LNG在庫の前年割れは監視水準を超えており、石油備蓄にも余裕があるとは言えません。こうしたバッファの軽さが現在の危機指標を下支えするなか、本日は北陸エリアで電力需給の厳しい見込みが出て、地域限定ではあるものの警戒感が強まっています。

今後7日間のリスクは前回からわずかに低下し、先行きの逼迫感はやや薄れました。しかし、原油の中東依存度が94%にのぼる国内の構造をふまえると、ホルムズ海峡周辺の海運警戒や国際油価の動向が燃料調達の重石になる構図は変わらず、来週以降も目が離せません。