今日のリスクはどこから来ているか

北海道エリアで今日の電力需給が厳しい見込みとなり、現在危機度を押し上げています。石油バッファ低下と中東海運リスクも警戒を支えています。

2026-06-07 07:01 JST
2026-06-07のエネルギーリスク見取り図。現在は警戒50、今後7日間は緊急55、構造的な弱さは緊急71。主な要因は電力会社当日予備率が地域で警戒域、石油バッファ低下、中東海運リスクです。
更新 2026-06-07 07:01 JST 警戒 50

北海道の需給見込みで危機度上昇、燃料バッファと海運警戒も押し上げ

今回の悪化は、北海道エリアで今日の電力需給が厳しい見込みになったことが出発点です。地域限定の当日予報に基づく警戒ですが、現在危機度は前回の42から50へ上がりました。全国全体の状態に広げて読むより、まずは対象エリアの需給見通しが短期指標を押し上げた局面として見る必要があります。

国内側では石油備蓄や発電用LNG在庫の薄さが、警戒を下支えしています。発電用LNG在庫は191万トンで、前年同期比では17.7%少ない水準です。加えて中東の海上輸送をめぐる警戒情報が続き、今後7日間リスクは55と現在危機度を上回ります。次に見るべき点は、北海道の需給見通しが落ち着くか、燃料在庫と海運警戒が緩むかです。