今日のリスクはどこから来ているか
石油備蓄と発電用LNG在庫の低下、中東海運リスクの継続が現在の警戒度を支えています。
危機度42に下がるも、燃料在庫の手薄さと中東警戒は継続
国内のエネルギー危機を示す指標は、前回からさらに落ち着きを見せています。現在危機度は42と、前回の45から3ポイント低下しました。これは、短期の電力需給に見られた一時的な逼迫感が緩み、広域予備率も安定した水準を保ったことが主な要因です。全国的な電力の需給バランスには今のところ深刻な乱れは見当たりません。
しかし、石油備蓄や発電用LNG在庫といった国内の燃料バッファは依然として薄く、構造的な備えの弱さは緊急レベルが続いています。中東の海上輸送ルートをめぐる警戒も高止まりしており、来週にかけてのリスクは足元の数値を上回る見通しです。目先の落ち着きに安心せず、燃料の在庫水準や国際情勢の動きを引き続き注視する局面です。