今日のリスクはどこから来ているか
石油備蓄の低さと中東海運リスクがともに現在危機度に7ポイント寄与し、発電用LNG在庫の前年同期比低下も5ポイント押し上げています。
石油・LNG在庫の薄さと中東緊張で、危機指標は小幅上昇
エネルギー危機の警戒度合いを示す二つの指標が、きょう小幅に押し上げられました。現在危機度は前日から2ポイント上がって43、今後7日間のリスクも45へとじわり上昇しています。その背景にあるのは、国内の石油やLNGの在庫が薄い状態が続いていることと、中東の海上輸送ルートをめぐる警戒の継続です。
具体的には、発電用LNG在庫が195万トンと前年同期を15.9%下回り、石油備蓄の合計も製品換算で6572万キロリットルと限られています。国際的には、UKMTOの海運警戒レベル3が続き、ホルムズ海峡周辺でもIMOが緊張の高まりを伝えています。こうした内外の要因が重なり、構造的な脆弱性を示す評価は71と緊急域に張り付いたままです。当面は、備蓄の動きと中東情勢の変化が注目点です。