今日のリスクはどこから来ているか

石油備蓄の低さと中東海運リスクがともに現在危機度に7ポイント寄与し、発電用LNG在庫の前年同期比低下も5ポイント押し上げています。

2026-06-02 06:59 JST
2026-06-02のエネルギーリスク見取り図。現在は警戒43、今後7日間は警戒45、構造的な弱さは緊急71。主な要因は石油バッファ低下、中東海運リスク、発電用 LNG バッファ低下です。
更新 2026-06-02 06:59 JST 警戒 43

石油・LNG在庫の薄さと中東緊張で、危機指標は小幅上昇

エネルギー危機の警戒度合いを示す二つの指標が、きょう小幅に押し上げられました。現在危機度は前日から2ポイント上がって43、今後7日間のリスクも45へとじわり上昇しています。その背景にあるのは、国内の石油やLNGの在庫が薄い状態が続いていることと、中東の海上輸送ルートをめぐる警戒の継続です。

具体的には、発電用LNG在庫が195万トンと前年同期を15.9%下回り、石油備蓄の合計も製品換算で6572万キロリットルと限られています。国際的には、UKMTOの海運警戒レベル3が続き、ホルムズ海峡周辺でもIMOが緊張の高まりを伝えています。こうした内外の要因が重なり、構造的な脆弱性を示す評価は71と緊急域に張り付いたままです。当面は、備蓄の動きと中東情勢の変化が注目点です。