今日のリスクはどこから来ているか
原油価格の高止まりと石油備蓄の低水準、中東海域での海運警戒継続が重なっている。
先行きリスク68へ微増、北陸で電力余力低下、原油高と備蓄減が重荷に
今後7日間のエネルギー危機リスクを示す指標は68(緊急)へとわずかに上昇し、現在の危機度47(警戒)との開きは21ポイントに達しています。北海ブレント原油が1バレル116.7ドルと直近90日平均を25%上回る高値圏にあり、国家備蓄は4,102万キロリットルと薄い水準です。加えて紅海やホルムズ海峡の海域では、UKMTOやMARADによる警戒が続いており、原油の安定調達に不透明感が漂います。
こうしたなか、本日の電力需給では、北陸エリアで電力余力の低下が見られ、現在の危機度を下支えしています。全国の電力需要は前日と比べて大きく変化していませんが、燃料在庫の細りと原油高が重なることで、数日先の需給が一段と厳しくなるおそれがあります。構造的な弱さを示す指標は70と高止まりしており、短期的なリスクが強まっている点に注意が必要です。