今日のリスクはどこから来ているか

原油価格の上振れと中東主要航路の警戒継続が、足元の危機度を押し上げています。電力予備率と発電用LNG在庫の弱さも、国内側の余裕を狭めています。

2026-05-15 13:46 JST
2026-05-15のエネルギーリスク見取り図。現在は警戒49、今後7日間は危機75、構造的な弱さは緊急72。主な要因は原油市況ストレス、中東海運リスク、石油バッファ低下です。
更新 2026-05-15 13:46 JST 警戒 49

原油高と中東航路警戒で、週内リスクが危機水準に上昇

中東の海上警戒が続くなか、国際原油価格の高さと国内の電力・燃料バッファの薄さが重なっています。Brent原油は106.1ドルで、直近90観測平均を17.3%上回っています。北海道では5月15日19時の広域予備率が当日最低の-1.8%となり、燃料価格だけでなく電力需給にも緊張が波及しやすい環境です。

次に見るべき点は、今後7日間の電力需給見通しと中東航路の警戒が落ち着くかどうかです。今後7日間リスクは75まで上がり、週内の悪化余地が大きい状態です。発電用LNG在庫は212万トンで前年同期比8.6%少なく、原油の中東依存90%を背景に構造的な弱さも72で高止まりしています。