今日のリスクはどこから来ているか

原油高とホルムズ海峡を含む中東海上リスク、国内石油備蓄の低水準が現在の注意状態を形成しています。

2026-05-11 06:43 JST
2026-05-11のエネルギーリスク見取り図。現在は注意39、今後7日間は警戒50、構造的な弱さは緊急72。主な要因は原油市況ストレス、中東海運リスク、石油バッファ低下です。
更新 2026-05-11 06:43 JST 注意 39

原油高と中東リスクが直撃、北海道で予備率マイナス見通しに

国際原油価格の高止まりと中東海上輸送リスクの継続が、国内エネルギー供給に影を落としています。Brent原油は1バ レル118.3ドルと高値圏にあり、ホルムズ海峡周辺では英国海上貿易機関の警戒レベル3や米国航行注意が続いています。国内では石油備蓄量が低水準となる中で、灯油1缶(18リットル)が2,714円、LPガスが9,284円と家計の燃料費負担も重くなっています。

今後7日間のリスクは警戒水準で、特に北海道では5月15日夕方の広域予備率が-1.8%と供給余力が枯渇する見通しです。全国の供給力は109.1ギガワットと需要94.1ギガワットを上回りますが、原油輸入の9割を中東に依存する構造的な弱さが背景にあります。この状況を受け、経済産業省は中東情勢対応ポータルを稼働し情報提供を強化しています。